【観戦記】ナビスコカップ予選 浦和1-0磐田(駒場)


http://www.daily.co.jp/soccer/2009/06/04/0001984584.shtml


待ってたぜ高原と叫びたくなった。それくらいこのゴールを待ってました。

ゴールを決めた高原にレッズイレブンが嬉しそうに寄ってくるのを見てたらウルッとしてしまった。頭を丸めたのが確変の合図だったのか、この日も積極的に前を向いて走った結果が決勝ゴール。やっぱりやったらできるじゃん。


初の平日の駒場は素晴らしかった。普段の埼スタと違って何かあったかい雰囲気だったし、何度でもここへ来たいと思うような空間だった。

  • 若いメンバーで連続完封勝ち

この日のスタメンは前週の新潟戦と同じ。一方の磐田は駒野とイ・グノを欠くもそれ以外はおなじみの顔ぶれか。

アレックスが10分持たずにケガで途中交代して永田が入ったけど、結果的には新潟戦の不安定すぎるアレックスの守備に比べればだいぶましだったと思う。後半こそ何度も破られてしまったり、クロスの精度がいまいちだったりと課題はあるけど、デビュー戦としては上出来。この日の失敗を生かして次はもっと成長した姿を見せてくれれば。

逆サイドの与志也はこの日も積極的に前へ。1対1に弱かったり、後半消えちゃったりと課題はあるけども、積極的に前に出て行く良さを消さずに少しずつ成長していってくれたらいいと思う。

この2人がのびのびやれるのも坪井と暢久のセンターバックコンビがきっちりフォローしつつ、自分の仕事をしてくれるから。この日はオフサイドを何度もとったりして、フィンケが組んだ練習の成果が存分に発揮されていたんじゃないかなーと。これで2試合続けてほぼリーグ戦と変わらない相手を抑える事ができて結構自信になったはず。闘莉王が戻ってきてこれができるようになればなおいいのだが、贅沢すぎるかw

  • 山岸の抜群の安定感

もう1人褒めねばならないのはやっぱりGKの山岸。ナビスコカップの正GKを任されているが、この予選ではリーグ戦の都築以上の働きをしてくれていると思う。
ゴールポストやバーに救われる場面も何度かあったが、好セーブを見せて磐田にゴールを割らせなかった。正直今の山岸にはゴールを割らせないオーラが出ているような気がします。それくらい失点シーンを予想できませんでした。
試合中に若手に励ますような声をかけているようにも見受けられたし、今の山岸起用にはプラス面しかないですね。

不安を挙げるなら前線のエジミウソンとセルヒオの2人だろうか。
高原が復調してきたなーと思ったらエジミウソンの動きが悪くなってきた。もっとも90分フルに出てばかりなので仕方ない面もあるのだろうが、運動が減って脅威をあまり感じなくなってきた。

セルヒオの不安はスタミナ面よりもフィンケサッカーを理解できているのかという点。前にも指摘した気がするが、セルヒオはドリブルが目立ってボールを持つ時間が長すぎる。全員がその意識でプレーしていればなんでもないんだが、周りがパス回しの中一人で切り込んでいく姿はどうも違和感が。アレックスもそうなんだけど、もう少しパスを回す事を頭に入れてプレーしないと厳しいのでは?



これで次の大宮戦に勝てば予選突破濃厚。しかし、その試合を都合で観戦できません。残念でなりませんが、必ず大宮相手にもいいサッカーをしてくれるでしょう。高原の姿に刺激を受けた原口が再び戻ってきて活躍する番かもしれないですねぇ