2008シーズン終了

http://www.sanspo.com/baseball/news/081021/bsb0810210505009-n1.htm


最後の試合で球児が打たれ、最後のバッターが鳥谷とは…。この5年間を象徴する人間によって終わった感じがします。


それは後述することにして、第2戦、第3戦を先に振り返っておきます。


第2戦は立ち上がりが全ての下柳がきっちり0に抑えたことで勝てたと思います。中日先発チェンの立ち上がりで4点取ったのも見事でしたが、6回に追加点を挙げられたことで、流れはこちらに来たかなと思いました。鳥谷の2本のホームランで事実上試合が決まりましたが、京セラドームならではのホームランでした。甲子園だったらライトフライでしょう。


そして第3戦。落合は山本昌ではなく吉見をぶつけてきました。明らかに次の読売戦を見据えた起用だと思いましたが、単にそれだけではなかったようです。
今年の山本昌阪神戦に滅法弱く、

1勝2敗 防御率7.24

  • 対読売

3勝1敗 防御率2.50


なので、相性も実は考えていたという事になるかと。一見奇策に見えましたが、データを見るとごく普通の事でした。


阪神は早いカウントから積極的に打っていってるように見えましたが、吉見の調子が良く、コントロールも良かったので塁に出るチャンスがほとんどなし。初回の赤星のヒット以外は全て2アウトから。これではどうしょうもない。
中日も岩田が好調であまりチャンスらしいチャンスはなし。三振も少なくなかったものの、基本的には打たせて取るピッチングであまり外野まで飛びませんでした。

こういう状態が続くと恐いのがホームラン。途中からは一発で決まるだろうなぁと思いながら見ていました。


そして9回表。先に岡田が動きます。それまで1安打ピッチングだった岩田を代えて球児投入。
結果論になってしまいますが、俺はもう1イニング岩田を投げさせた方が良かったのではと思っています。根拠は下の3つ。

  1. この日の吉見と阪神打線を見ると9回裏で決まるとは思えなかった事
  2. 岩田がまだ100球超えたばかりだったこと
  3. 均衡した展開の場合、動いた方が失敗することが多い


球児投入ということは、岡田は9回裏で試合を決めるつもりだったんじゃないかなーと。9回裏が新井から始まるし、そう思ったのも無理はないかもしれません。それに岩田と球児を天秤にかけて、どちらが0点で戻ってくるかを考えたら後者という考えだったのかもしれません。これに関しては批判するつもりは全くなし。


結果的に球児が立浪に出塁されて、ウッズに2ランを食らってこれが決勝点。サンスポを読むと対ウッズが6打数2安打4三振だった為、0-3のカウントでも勝負を選んだようです。打ち頃のコースに入ってしまったのが全てでしょう。