【観戦記】読売9-1阪神(東京D)

http://www.sanspo.com/baseball/news/080921/bsb0809210432009-n1.htm


3連戦前に球児が「楽しみましょう」と言っていたのに、球児が全く楽しめない試合展開とは…


敗因を挙げるとキリがないのですが、参戦した方もテレビで見ていた方も勝てる雰囲気が全くなかったと感じたのでは?
ホームランだけで効率良く点を取る読売に対して、繋がらなくて残塁の山の阪神。これでは無理。優勝を願っている身ではあるものの、この時期にこんな試合をしているなら読売の方が優勝にふさわしいのではないかと…


立ち上がりから読売の先発内海は球が高めで調子はいまいち。
初回から先頭の赤星がヒットで出塁して、平野が送り、今岡がきっちり見極めてフォアボール。この後、打順の都合で代えられるのですが、好調なのはボールの極め方を見ても分かり、少々のリスクを犯してでも残しておくべきだったかと。
金本がデッドボールで満塁となるが、鳥谷が初球をあっさりホップフライ。内海の調子が悪いのはこの時点で明らかで、初球から手を出す意味が分からず。最近の鳥谷はこんなの多すぎ。無理して引っ張らなくていいから


点を取るべき時に取らないと流れが変わっていきます。
その裏に下柳との相性を買われて1番抜擢の谷がヒットで出塁し、木村が送って、小笠原がフォアボールと十数分前に見たのと同じ光景が。しかし、違うのはここからで、ラミレスが打った瞬間分かる3ランホームラン。これだけならよかったのですが、続くイ・スンヨプにも一発を食らって0-4。
下柳はほとんど高めに浮いて打ち頃のコースに行く感じ。しかし、1発攻勢なのでまだなんとかなるとこの時点では思っていました。



2回、高橋、矢野連続ヒットで下柳。ここで代打で良かったというのは結果論。初回が悪く、2回以降立ち直るのはよくある事なので、ここでの判断は悪くなかったと思っています。
当然送るのですが、スリーバント失敗。次の赤星がヒットを打っただけに、ここでしっかり送れていれば流れは傾いてくれると思いました。ここでも平野、今岡と倒れて0点。当たり前の事ができなかった嫌な流れを赤星が変えかけたのですが、後が続きません。


その裏、2巡目に入った谷に2ベースを食らうと、小笠原に2ラン。この時点で下柳を代えるべきだったのに、ベンチは動かず。対応が後手に回っていたのも流れが来ない大きな原因。更に傷口を広げたところで、ようやく岡田は重い腰を上げました…。


この後は試合が決まった後なので詳細には書きませんが、代わった阿部が木村の後頭部に当てて退場。かすかな逆転勝ちの期待がここで完全に途切れ、渡辺も一発を食らい、読売打線の勢いが止まらない展開。中継ぎ陣は不甲斐ない先発陣のせいで疲労困憊。責めるのは彼らではありません。
それでも福原と玉置がしっかり0に抑えたことで、6〜8回まで先頭バッターが出塁して流れが少し傾きかけたのですが、後がやはり続かず。


この攻撃で不可解だったのは、7回のチャンスにピッチャーに打順が回ってきたところで、浅井かと思いきやなんと林。左を苦にしないとはいえ、なかなか調子の上がらない林をこの場面で使うのは分かりませんでした。


今日こそ球児が楽しめる展開になってほしいもんです