【観戦記】浦和0-0大分(埼スタ)

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/09/14/03.html

前半は浦和が押しまくり。しかし、相馬のシュートは一度も枠を捕らえる事なし…。後半は浦和の足が止まって大分が攻勢に出てポスト直撃とか危ないシーンはあったものの、ウェズレイ頼みだけで打開できるほどレッズDF陣は甘くなく、スコアレスドロー


前週にナビスコカップ準決勝を戦った大分の動きは重く、失点する可能性は相当低かった。これはいけると思ったら、オフもあった方が相変わらず動けない。W杯予選に召集された闘莉王や阿部は仕方ないと思えるんだが。
しかもゲルトはホームなのに攻めて来ない。大分の堅守をぶち破ることができず、負けに等しいドローだったと思います…。


ケガの達也と啓太がベンチ外。FWは永井が若干下がって高原が前の実質1トップ。この2人の調子は決して悪くなく、動きにキレがあったと思う。しかし、点を取るのにそのキレを生かすシーンがほとんどなし。永井は相変わらずディフェンスにスタミナを消耗している感じ。高原へはボールが回ってくるものの、ことごとくオフサイドに。ポンテも状態は悪くなかったと思うけど、いかんせん細かいパスミスが目立って、決定的なボールの供給はなし。交代させられて怒っていたのは見えましたが、交代そのものには問題なかったと思う。


しかし、その交代で暢久を入れたゲルト采配は?だった。スリーボランチにするのは全く攻めていないような…。1-0でこの交代ならまだ理解可能なんだけど、ここで梅崎とかエジミウソンエスクデロあたりじゃないんかい。中には切れ込んでいけないから、ミドルシュートを期待しての投入という趣旨であれば、ちょっとだけ理解できる。


トリニータは徹底してウェズレイと森島以外で守ってカウンター狙い。エメルソンがいた頃のレッズを更にディフェンス強化した感じ。
しかし、この日は前述の通り動きが重く、イエローカード覚悟で無理矢理止めに行かないと振り切られそうな状況も何度か見られ、負けても不思議じゃなかったかと。
それでも、結果的には失点0。J屈指の堅守を崩すには相当工夫しないと難しそう。去年の横浜FCみたいなもんかと思っていたら、年間通してこの内容はお見事。シャムスカマジック恐るべし


それにしてもハンドが多かったのに、審判は全然笛を吹かず。おまけにバックスタンド側のジャッジは不可解なものだらけで、判定にもイライラした試合でした。