【観戦記】横浜7-8阪神(浜スタ)

http://www.daily.co.jp/baseball/2008/07/07/0001208162.shtml


漫画でもそうそうないような結末。9回表2アウトまでは、完全に横浜ペースだった。そこから3連打で一気にひっくり返す阪神の神がかり的強さは何なのでしょう。もはや阪神ファンでも理解できなくなってきました。


先に9回の金本の逆転2ランを振り返っておこうかと。
2アウトになり、関本が2-3と追い込まれてから左中間突破の2ベースで1塁から赤星が帰って2点差。更に新井が一塁線横へのタイムリーで1点差。共に寺原のストレートを打ち返したもの。速球派が苦手な阪神も、コンパクトなスイングが目立つこの2人にはあまり影響がなかったようで。
ここで、大矢監督がベンチから出て相川と何やら会話。この時点で金本を敬遠して、調子が上がらない林勝負だろうなと思ったが、なぜか歩かせずに勝負。試合後に。「うちのストッパーなので思い切っていかせた。迷いがあったらいけないので(勝負の)指示を出した」とコメントしたものの、迷いがあったらいけないなら普通は歩かせるのではないかと…。その結果、2球目の外角低めのストレートを振り抜いた打球はレフトスタンド最前列に飛び込んだ。寺原のストレートにいつものキレはなかったんだろうけど、コースは悪くない。打った金本がすごかっただけでしょう。


前述した通り、完全に横浜ペースだった試合。この日の阪神はいつものらしさが見られなかった。それまでの4点は、野口とバルディリスのホームランによるもの。打率1割台の野口の逆転3ランには驚いたし、バルちゃんの来日初ホームランはよかったと思うのだが、いつもと違って打線があまり繋がっていなかったし、横浜に1点ずつ取られる展開だったので、嫌な感じはした。
更に最大の見せ場だった8回1アウト1、2塁で代打桧山が6→4→3のゲッツー。ここで俺はもう終わったなぁと80%くらい思っていた。しかし、終わってみればこの結果。野球は2アウトからとか言いますが、



守る方でも先発の上園が5回がやっとの状態。決め球がないのと、制球がいまいちでムダ球が多すぎた。攻撃のリズムにも少なからず影響はあったと思う。代わった渡辺も吉村に同点打を打たれたが、疲労かもしれない。前半戦の影の功労者だし責める訳にはいかないが、だんだん対策を練られ始めているような気がするので、一層の工夫は必要かと。
大西に勝ち越し打を打たれたジェフ。中西コーチが球質が悪いと話していたそうだが、打たれたコースが甘いという事の方が大きいと思う。今年のジェフはコントロールが例年より悪く、カウントを取りに行って甘く入ったところを打たれるケースが多い気がする。オリンピックで球児が抜ける前までに立ち直る気配を感じられればいいが。


この3日間、テレビそして浜スタで試合を見てたが、ライト側で阪神ファンの格好してる奴は何とかならないのかねぇ。今に始まった事ではないのだが、ライト側のチケットを分かってて買う人の気がしれません。球団側もはっきりチケットにビジター応援禁止とそろそろ明記した方が…。暗黙の了解って必要だと思うんだけど、それすら察する事のできないKYな方々が増えてきたと感じる今日この頃。強い事で調子に乗る奴が急増するのも困ったもんです…