【観戦記】浦和2-0FC東京(埼スタ)

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2008/07/06/01.html


約2ヶ月ぶりの勝利。
内容はともかくとして、90分間0点に抑えた事が一番の収穫だったように思う。試合展開は鹿島戦そっくりだが、こういう勝ち方ができれば少しはDF陣も自信を取り戻してくれるのではないかと…。試合後、コールリーダーからまだまだ強くなって欲しいからWe Are Diamonds.は歌いませんとの言葉。歌いたかったが、ここはじっと我慢。川崎戦、鹿島戦あたりで誇らしく歌えるように…



高原がスタメンから外れ、達也が入る。右サイドに暢久が復帰し、左サイドに相馬ではなく、平川。坪井が外れて堤が3バックの左に入った。


立ち上がり早々に平川から縦パス一本で達也につなぎ、DFを引きつけておいてエジミウソンが左で豪快に決めた。これは高原・エジミウソンのコンビではまず見られないであろうプレー。高原なら走ってくれそうだが、ゴールラインを割る前にキープできるのは達也だけだろう。ナビスコカップから中2日という過密日程が影響したのか、動きにキレがない東京DF陣を早い時間に振り回して点を取れたのはよかった。早めの永井への交代は予定通りかと思うが、もう5分引っ張ってみて欲しかった。
その永井のとどめのゴールは永井らしいゴールw仕事らしい仕事はあれだけだったけど、きっちり決めてくれれば十分。相手のミスを逃さないあの嗅覚は大したもんです。



先週の柏戦の観戦記で、動けないので狭いところばかり狙っていると書いたけど、この日の浦和は大きくサイドチェンジしたり、縦に長めのパスを送ったりと広くピッチを使うサッカーをしていた。その効果もあってか、ポンテを中心にサイドから得点に繋がりそうなクロスボールが何本か。こういう攻撃が俺は見たかったし、勝ち点3を引き寄せるために必要だと思っていた。これが90分間コンスタントに見れるようにあればいいな。


ディフェンスも序盤は高い位置でボールを奪えていたものの、だんだん足が止まって下がりがちに。それでも先週みたいにどフリーの選手がいて、決定的なシーンを作られるような事はなし。全体的に守備の意識が非常に高かったと思う。相変わらず危なっかしいクリアやパスミスはあるものの、徐々に解消されてきたのはいい事かと。



しかし、闘莉王の相変わらずボランチではありえない程の運動量の少なさはどうしたもんかなと。よくこんなんでオシムに呼ばれてたな…と思わざるを得ない動き。本調子ではない啓太が必死にやらないといけない状況は、いつかまた浦和DF陣が崩壊してもおかしくないと思う。個人的には阿部と闘莉王のポジションは去年同様に逆でもいいんじゃないかと…。後半、細貝が入ると前線に送り込まれたが、当然チャンスの演出は皆無。攻撃力は高く買うが、ゲルトもそろそろ考えを改めてほしいなぁ。


暢久、平川の両サイドも正直死んでた感じ。ピッチを大きく使う意味ではこの2人が動かないとうまく機能しないのだが、平川はあの縦パス一本のみ。暢久は正直ほとんどいいところなし。大きく展開しても追いつかない感じでは意味がない。サイドバックは今季悩み続ける場所かもしれない。補強ポイントはディフェンスもだが、ここもだろう。(特に右サイド)


高原は出番がなかったものの、休養と割り切って次節の大分で暴れてほしい。コンディションは悪くないし、あと一歩なんだよなぁ。次こそは高原・達也のコンビを見てみたい。バリエーションは今回以上に増えると思うんだが