【観戦記】柏2-1浦和(国立)

http://www.daily.co.jp/soccer/2008/06/29/0001181687.shtml


短期間の合宿では大幅な改善は見込めないと思っていたものの、小さな改善どころか更に悪化した感じ。浦和自体は、J1のクラブでも元々運動量の多いチームではないと思うけど、運動量の少なさが目立ったので中断期間のおかげで少しは良くなると思いきや…。どうやら疲労とかケガとかいう問題は関係なかったようです。



スタメンにポンテ、アレックス、平川、坪井、啓太が復帰して、暢久と達也の不在を除けば、開幕頃に想定されていたベストメンバーが組まれた。


しかし、実際は今季ワーストに近い内容。
ボールを取っても、他が動かないからパスの出しどころがなくなり、ボールを持った人間の選択肢は、自分で切り込むor後ろに戻すorパスミスで相手にプレゼントの3択に。自分で切り込むが極端に少ないので、実質2択かもしれないが…。それにリンクしてると思うが、ピッチを大きく使ったサッカーができず、浦和は狭いところや近いところを突いていく。
おまけにシュートの精度が悪く、ろくにゴールの枠内に飛ばない。クロスバーやポストに嫌われた柏とは正反対。こんな調子では点は入りません。昨日は前半の途中からセットプレーからの得点しか無理だろうなぁと思いながら見てましたが、予想通り。



ディフェンスも柏の速い動きについて行けず、どフリーの選手に決定的な場面を何度も作られたり、パスやクリアをミスしたり。闘莉王と啓太のボランチは昨日に限っては全く機能していなかったような。今までの細貝の頑張りがよく分かったし、試合後に都築が怒っていたのも無理はない。都築が止めてくれなかったら、あと2、3点は入っていただろうなぁ…。


ゲルトの采配にも問題があったように思う。
後半、高原→永井という交代があったが、明らかにエジミウソンと代えるべきだった。今年の高原はパスの出し手にもなっているし、ボールを渡せば切り込んでくれる永井と組ませた方が効果があっただろうと思うから。実際のところエジミウソンと永井はかみ合っていなかったし、高原起用時には永井or達也という2トップじゃないと厳しいかと。
ポンテ→梅崎という交代もどうだったのだろう。運動量を増やそうという意図での投入だと思っているんだけど、その運動量を生かすパスの出し手のポンテも高原もいない中で送り込まれてもねぇ…。代えるならここもエジミウソンとだったと思う。



さて、この末期的症状どうするんでしょう?短期間での劇的な改善は見込めないと思うので、今年はお付き合いしながらうまくしのいでいくしかないんでしょうかね。オフには、フロントを筆頭に選手、監督も血の入れ替えが待っている事でしょう。