【観戦記】浦和0-0大宮

http://www.sanspo.com/sokuho/080420/sokuho037.html


内容は前半>後半だった。エンゲルスは思い切って高原とエジミウソンを同時に下げて、梅崎と達也を投入したものの、連携がいまいちな感じで効果なし。大宮の高い位置でのプレスが想像以上にきつく、永井や高原がドリブル突破で打開しようとしたもののゴールを割ることができませんでした。
アルディージャにはこれで3戦勝ちなし。レッズ側としては埼玉ダービーという言葉を使いたくないようだけど、悲しい事に結果を見れば、歴史は浅くとも立派なダービーマッチだと思う。



啓太が発熱の影響でベンチ外。暢久もベンチで、ボランチ闘莉王と細貝。相馬が戻って、平川が右サイド。トップ下は永井。今日は闘莉王ボランチの仕事に専念したようで、あまり積極的に攻撃に顔を出す事もなし。というか、守らざるを得なかったか…。
他の方のところでも指摘されているし、大宮の樋口監督が今日の試合後のコメントをしているように、3人で攻めて、7人で守っている状態。これはオフトの頃から根本は変わっていない気がするが、今とこれまでの最大の違いはトップ下をできる選手がいるかいないか。去年で言えばポンテがいて、ワシントンや永井、達也の個人技に頼ってそれなりに機能していたが、今年はポンテが故障で不在で誰もいない。その為に連携含めていまいちの状態続き。
その上、3人と7人の間にできるスペースを相手にうまく使われて攻められっぱなし。これが原因で最終ラインがズルズル下がりがちなのだが、今日は先週の鹿島戦ほどは下がらずに済んだ気はした。



試合後、一部サポーターからは拍手が起こっていたが、よく0点でしのいだという意味では拍手でいい。だけど、本当に勝利を勝ち点3を欲していた人であれば、拍手はしないだろう。俺はできずにピッチで挨拶に来る選手を見つめるのがやっとだった。
今週も絶対勝たなければと思っていたが、先週の鹿島戦ほどの気迫は埼スタ全体からは伝わって来なかったのがちょっと残念だったかな。