【観戦記】浦和2-0鹿島

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200804/st2008041400.html


結果オーライという感じの内容だった。
それでも、あのアントラーズが決定力不足を差し引いてもゴールを割れなかったのは、レッズDF陣が苦しみながらもしのぎきったから。ここのところつまらない凡ミスからの失点が多かったので、少しは自信になったんじゃないかと。



他でもいろんなところで写真を見かけたが、試合前にレッズサポを失笑させた謎のビジュアル。バックスタンドの俺のそばからは、あんなサポのチームに絶対負けたくないという雰囲気が生まれ、指定席でもかなり熱くなっていた。この日の埼スタは勝ちたいという雰囲気が感じられた。




闘莉王をトップ下に置く策に出たエンゲルス。ポンテがいない間、暢久はそうそうに限界を見せて、梅崎が90分はしんどそうな感じだと他にいないので仕方ないか。前半は高原、エジミウソンの動きがいまひとつ。闘莉王も前線へのパスがうまく決まらず。ボランチの啓太、細貝と前線の3人の間にぽっかりスペースができてしまい、結果的にはそこをアントラーズにうまく使われて何度も決定機を作られてしまった。

レッズに明るい兆しが出てきたのは、後半40分を回った頃の平川のクロスを高原が頭で合わせたシーン。バーの上へ飛んで行ったものの、徐々にサイドを崩しての攻撃がうまく行き始めていた。



後半は立ち上がりから積極的に攻勢。早々に啓太がオフサイドぎりぎりの闘利王にクロスボールを上げ、どフリーの永井へ押し込んで先制。一瞬オフサイドかと思って喜ぶのが遅くなってしまったが、高原に代わって入った永井が早速いい仕事だった。
その後は鹿島の猛攻を下がり続けるレッズDF陣が体を張って何とかしのぐ展開。小笠原の狙い通りのコースにFKを打ち込まれ、都築がギリギリのところで何度もセーブしてくれた。


ロスタイムに入って、大岩の凡ミスバックパスから走りこんだ永井がボールを奪ってGKを交わし、無人のゴールへ。腰痛持ちとは思えないキレのある動きで攻撃面の救世主となった。



浦和にとっては大きな一勝となったと思う。4連勝というより無失点でしのいだ事に意味がある。運動量の少なさが気になるので、もっと動けるようになればもっと楽な試合運びができるようになると思う。