上には上が

http://www.sanspo.com/soccer/top/st200712/st2007121400.html


昨日のACミラン戦は結局仕事の都合で現地には行けず。


テレビで前半の残り10分くらいからしか見ていないのだが、スコア以上に内容に差があったと思う。坪井や阿部がカカに振り切られたり、必死にスライディングでクリアしたりとJリーグでもACLでもほとんどないような展開。1対1の勝負で勝てないのははっきりした。
しかし、それ以上に感じたのはミランはイージーミスが少ないということ。レッズはせっかくボールを奪ってカウンターを仕掛けても簡単にパスミスをしてしまい、結局逆襲を食らって後ろに下がるという悪循環。世界と戦うには本当に基本が大事だし、当たり前の事をいかに当たり前にできるか。こういうのはJリーグでもACLでも意識してやればだいぶ改善されるはず。


前半から飛ばしすぎたツケが回ってきたのか、後半20分過ぎにやや足が止まったところでカカの低いクロスボールにどフリーのセードルフに合わせられて失点。足が止まりつつあったのは見ていて何となくだがわかった。オジェックが選手交代をしなかったのは、いつも通りと言えばいつも通りなのだが…。こういう時に入れられる選手がいないというのもまた事実。有力な選手だけでなく、途中から出て流れを変えられそうな選手というのも補強する必要がありそうな気がする。

暢久が出てきて、浦和も少し反撃に出たが、決定的なシーンは作れず。今季ワシントンやポンテの調子次第だった攻撃は一歩アジアから出たら通用しないようだ。来年はワシントンがいなくなる事が濃厚なだけに、ポンテを中心としていろいろ決まりごとなんかも作らないといけないと思う。


それでも5年前だったら、きっとこんなスコアにはなっていないはず。だんだん世界のトップと差が縮まっている事は実感した。悔しいが、一生勝てない相手ではなさそうだ。もう1度アジアを制して、またこの場所へ帰って来よう。もう一回り大きくなって