【観戦記】浦和0-1鹿島

http://www.sanspo.com/sokuho/071124/sokuho032.html


良くも悪くもここまで来たら結果が全て。今日は選手もサポーターもアントラーズの気迫に負けてしまったのが全てのような気がする。泣いても笑ってもあと1試合。勝ち点が1差しかないのだから、最終節は当然横浜FCから勝ち点3を取るしかない。自分達の力でケリをつけるしかない。


前半はアントラーズペースだが、レッズの最終ラインが堅くなかなかフィニッシュまで持っていくことができない。それでも闘莉王のハンドでゴール正面でFKを与えてしまったり、阿部が致命的なパスミスであわや都築と1対1になりかねないようなシーンを作ってしまったりと危険な場面は見られた。


劣勢のレッズはボールを取り返した後にカウンターと行きたいところだが、パスミスやクロスボールの精度が悪くてシュートまで持って行けない。チャンスらしいチャンスは、ポンテのクロスボールに闘莉王が打ったシュートがポストを直撃したシーンくらい。ミドルシュートもあまり見られず、らしさが見られなかった。

終盤に平川(脳震とう)→細貝、新井場がイエローカード2枚で退場。これで鹿島が10人。



後半、10人になった鹿島は引いてカウンター狙いに切り替える。レッズはひたすら攻めるしかないのだが、相変わらずの拙攻。永井はほとんど消えていたような…。
前半の疲れが出たのか後半10分過ぎからでアントラーズの足が止まり始めたが、レッズの状況変わらず。決めるべきところで決められないと流れは変わってしまい、カウンターから野沢にゴール右隅に決められてしまう。


その後、相馬に代えて久々にベンチに入った伸二を起用。若干攻撃の幅が広がるが、救世主とまではなれなかった。まだ足首に不安がないとは言えない状況だけに、過剰な期待はしてはいけないのだが…それでも期待してしまった。それでも20分近く無事プレーができたのは明るい材料か。
結局惜しいシーンは、ポンテの低いクロスからワシントンが決定的なシュートを打つもGK正面だったのくらい?
終盤に船山が自爆して一発レッドカードで退場になり、鹿島が9人になるも後半42分じゃ時既に遅し。その後もチャンスは作るが決めきれず試合終了。



負けたところで何を言っても言い訳になるのは分かっているが、今日の鹿島はラフプレーや遅延行為が多すぎていつも以上に無駄な時間が過ぎていった感じ。主審が試合を何度も笛で切ってしまった事も、なんとなくすっきりしない内容になった気がする。