【観戦記】阪神4-2広島

universe2007-08-30


まるで試合終了を待っていたかのように、球児が最後の1球を投げる頃から雨が降り始めた。
ロード後3戦目にしてようやくの勝利。なぜか今年の阪神は広島に相性が悪いのだが、黒田を打ち崩しての勝利はただの1勝ではなさそうだ。



タイガース先発の杉山は立ち上がりからヒットを打たれて塁を埋めては、何とかしのぐの繰り返し。
それでもヒットを8本も打たれておきながら、失点したのは葛城の悪送球でゲッツー崩れになった間に入った1点だけなのは運が良かったとしか言えない。
今日のカープ打線は爪が甘く、ランナーを貯めては凡退して残塁を増やす流れにも救われた。



一方のカープ先発はエース黒田。3失点の場面は後述するが、それを除けば、2回の桜井にバックスクリーンに打ち込まれたあのシーンくらいで、それほど悪い印象はなかった。


6回裏のカープベンチは1アウト2塁の場面で金本を敬遠して、桜井と勝負を選択。金本はさっぱり合っていなかっただけに、なぜベンチはホームランを打たれている桜井と勝負したのか良く分からず。その結果が2点タイムリー3ベース。ベンチの采配が裏目に出て、今日はこれでいけると思った。その後葛城も続いて3点が入った。
その後は久保田劇場が開園してしまい、連続ヒットの後、シーツが新井のファーストゴロをまさかのトンネル。
これで2点差に詰まってしまい、嫌な空気だったが、ジェフが今日もいい仕事をしてくれて勢いを断ち切った。



最後は球児が3人できっちり締めて…と思ったら藤本がトンネル。
勝つには勝ったものの、疲れてるのか気が抜けてるのかイージーミスが目立った試合でありました。




そして、甲子園の印象は以前書いた「観光地」という言葉は間違ってなかったように思う。
甲子園が総内野状態で、声すらろくに出ていない。もちろん座りっぱなし。立ち応援に慣れていることもあり、今日ずっと座りっぱなしはケツが痛かった…
外野は末期的な状態。応援団の作り出す雰囲気といい悪名高い関東の某応援団の方がまだ空気を読むのがうまかった。