【観戦記】ヤクルト2-1阪神(神宮)

前日に真弓に対して「恥を知れ」という野次が三塁内野側から飛んだようだけど、監督やコーチより選手やフロントにその声はぶつけるべきだと改めて感じた試合でありました。


http://www.sanspo.com/baseball/news/090518/bsb0905180504015-n1.htm


幸いにもオーナーは現状の分析が正しくできているようで、フロント改革を行う趣旨の発言をしています。本当はもっと早く踏み切らなければいけなかった訳ですが、重い腰を上げた事は評価されるべきかと。

  • 小嶋の好投が唯一の収穫

阪神の先発は小嶋。正直投げてる姿を見るのは初めてで以前との比較はできないものの、曲がりの大きなカーブを武器に6回1失点は十分すぎる内容。江草投入が疑問に感じるくらいの快投でありました。

今季は能見、小嶋と期待されながらも毎年裏切ってきた先発候補がようやくその芽を出しつつある。2軍のピッチングコーチが優秀なんだろうなぁとは感じるけども、困った時の下柳様から脱却できる時期が来たのかなーと。幸いにも真弓は先発を辛抱強く起用する方針がぶれていないので、年間を通してローテーションに入れれば来季以降に繋げることができるのではないかと。

  • さっぱり打てない打線

今年も打つ時はみんなで打つけど打てないときはみんなで打てないというのは変わらず。阪神は中軸頼みと言われるがそんな事はまったくない。調子がいい時であればタイムリーが出る赤星や6、7番あたりがチャンスでさっぱり打てないからそう言われてしまっているだけ。
狩野をキャッチャーとして育成中なので、今季は8、9番には期待してはいけない。となると、7番までで点を取れなきゃさっぱりになるわなぁ。

  • 浮上のカギは今岡復活?

観戦中に言われた事でなるほどと思ったのが今岡が復活しないと優勝できないんちゃうか?という言葉。
たしかに2003年は1番バッターとして、2005年は5番バッターとしてタイトルを獲得して優勝の原動力となった。表立った貢献であれば金本より強烈なインパクトを残した。よく考えるとその通りで、不振に陥った2006年以降はその穴埋めができていない。今の戦力で浮上するのであれば、今岡に復活してもらうのが一番早いんじゃないかというのは正論かもしれない。


個人的には金本を4番に据えるのであれば、その後ろを桜井あたりが埋められれば解消できるのではないかと考えたりしています。真弓が我慢して5番に固定し続けてくれると来季はそれなりの結果が出てくるはず。正直打順を組み替えて鳥谷→新井→金本→桜井という打順でもいいのではないかなーと思うけど。