【観戦記】2009 J1第2節 浦和3-1FC東京（埼スタ）

http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2009/03/15/04.html

埼スタで楽しい気分でサッカーを見たのは久しぶり。フィンケと始めた再建は着実に前進しているなと実感できた試合でありました。ここで浮かれていてはダメなんだろうけど、この週末くらいはその余韻に浸っていたい感じ。

どちらもパスをつなぐサッカーを方針とするチーム。この試合は自分達のサッカーができた方が勝つだろうなぁと思っていました。
もっと拮抗して苦戦するかと思ったら、予想外に内容はほぼ浦和が圧倒。東京のやりたいサッカーってこんな感じじゃないんですか？ってのを目の前で浦和が表現した感じ。
東京は全体的に恐さを感じず。以前はもっと中盤（今野とか羽生）に存在感があったと思うんだけどなぁ…。それにカボレは明らかに調整不足、近藤や赤嶺も去年の出来には程遠そうだった。去年と同じムービング・フットボールだった気がするけど、去年よりむしろ後退してないか？

試合は浦和がいきなりセットプレーから得点。ポンテからの低いボールを阿部が合わせて先制。結果的に早い時間で1点取れたのが大きかったと思う。ボランチでこそやっぱり阿部は活きる。オジェックの時だって啓太とのコンビが生命線だったんだ。啓太のコンディションが戻ってきたし、イージーなパスミスなんかがなくなれば相当強くなりそう。
直後に左サイドを崩されての失点。細貝の左サイドは結構無理があると思うのだが、本職のSBがいないのが…。アレックスが戻ってくれば多少は改善されるんだろうけど、もうしばらく辛抱かね。

後半は交代がうまく機能し、いい流れになったと言えたと思う。
また立ち上がり早々に闘莉王→ポンテとつなぎエジミウソンがクロスボールに飛び込んで勝ち越し。エジは締まったら全然動きが違うなぁ。去年とは雲泥の差。

原口→高原は効いてた。あまり評価されてないけど、高原の出来は去年でもそうそうなかったくらいいい状態。もう少し前で勝負できたら面白いんだろうけど、徐々にでいい。
驚いたのは達也→直輝。1点差で18歳を放り込んでくる監督はしっかりと選手のコンディションや持ち味を把握できてるんだなぁと思った。坪井がオーバーラップして直輝に折り返すと引き付けておいてポンテにパス。これをポンテは落ち着いて決めて3点目。あそこで打ってもよかったけど、冷静に周りを見渡してるあたりはすごい。峻希あたりがこれに刺激を受けてくれると面白くなりそう。

試合後We Are Diamonds.を歌う前にコールリーダーが「お久しぶりです」とか「歌詞忘れてませんか」とか言ってみんなが笑う。いい光景だなぁ。この日の勝利で浦和レッズに関わっている全ての人間が幸せな気分になれたのではないかなと思います。
次節磐田戦とナビスコ杯広島戦は参戦できないので、次はナビスコ杯横浜FM戦になります。
次見る時はもっといいサッカーが見れるようになってるだろうなぁ。そう考えただけで楽しくて仕方ない。