ボーナスゲームへ

http://www.sanspo.com/baseball/news/081011/bsb0810110344001-n1.htm


13ゲーム差をひっくり返される前代未聞の逆転劇を演じられ、阪神ペナントレースは終わりました。読売戦に7連敗し、自ら7ゲーム縮めさせたんですから、こうなってしまったのも仕方ない。


今シーズンの回顧は後日にして、昨日の試合を簡単に振り返っておくことにしますか。



この試合岡田は今岡を下げて、たいした効果のなかった5番鳥谷、そして誰が見ても調子の悪い林を6番に据えます。
1回表、1アウト満塁のチャンスにその2人に回ってきますが揃って三振。岡田采配は早くもここで狂いが生じました。


下柳は調子がいい時の下柳でした。課題の初回を無難に切り抜けると、そこからは打たせて取るピッチング。加えて、相手の逆を突いて見逃し三振が出てきていたので、そうそう崩れないだろうなぁと思っていました。
6回に突然ピンチを招きましたが、連続ヒットでまだ1点だけ。正直、同点に追いつかれてからの交代でよかったと思いますが、岡田は継投を選びました。全く打てない打線を考えてのものだと思いますが、逆転すりゃいいという発想は全くなかったのでしょう。監督のネガティブ采配は選手へも伝わり、直後にアッチソンが村田に逆転ホームランを食らいます。


他のチームだったら、まだ1点差。逆転を当然狙い、結構高い確率で追いつくことはできるかと思いますが、今の阪神からは「まだ行ける」そんな雰囲気は
微塵も感じません。素直に横浜の継投にチャンスを潰したりしながら0を並べ、最後も逆転可能な場面を作りながらゲームセット。


最後のバッターが新井だったのは皮肉でしたなぁ。優勝したくて阪神に来たのに、自らの手で読売を優勝させてしまうとは…。これ以上ない屈辱でしょう。完璧ではない状態で一軍に上げられて、最初こそカンフル剤になったものの、やはり無理があったようです。しかし、これは新井個人の責任はあまりなく、首脳陣の責任。彼のみを責めるのはあまりにも酷な話。
ちなみに、星野SDが新井を壊したとか一部ファンが言ってるけど、壊れている状態でオリンピックへ行ったのだから、星野のせいではなくきちんと病院へ行かせなかった阪神側の責任でしょう。


こんな状態ですが、歴史的逆転劇をほぼなかった事にできるのはただ1つ。
クライマックスシリーズを勝ち上がって日本シリーズ出場→日本一だけです。
とても読売に3つ勝てるとは思えないし、ポストシーズン8連敗中。それでも可能性は0ではないので、過剰な期待はせず見守っていこうと思います。