【観戦記】東京ヤクルト3-1阪神(神宮)


平日とはいえ、優勝決定前で3塁側が埋まらずなんてここ数年ではなかった事。1塁側の半分も埋まらなかったってことはにわかファンも飛びつかないような寒い試合をしてるんだろうなぁ…。
2003年のあの神宮の大混雑ぶりを知っている身としては、少々寂しさも感じました。



今年最初で最後の神宮。事情により、5年ぶりに外野指定へ。やっぱり仲間と応援してる方が楽…。うっとうしいつまらん野次も盛り上がりも指定より自由の方が上だなと実感しました。指定のメリットは並ばなくて済むだけだなぁ。


ヤクルト先発の石川は決して良くはなかったが、阪神打線の拙攻が救ってしまった印象。打線の繋がりがとにかく悪く、前半は塁に出るとゲッツー。後半は2アウトになると塁に出て、次が凡退。松岡→五十嵐→林とつながれてあっけなく終了。


一方のリーソップは完全にストレートを狙われ、初回から青木、飯原にタイムリーを打たれ2失点。後半になって落ちる球に相手がひっかけてくれるようになったものの、制球が悪く変化球も降ってもらえず。肝心のストレートが高めに浮いてしまってはどうしょうもありませんでした。
守備にも足を引っ張られました。普通のサードゴロを今岡が前に出るどころか後ろに下がって取って、一塁へワンバウンド送球。少年野球ですら前に出ろと怒られるようなプレー。こんなサード恐くて任せられんって。来年はもう1回セカンドに戻した方が…。バルディリスの守備とは相当なレベル差を感じます。


しかし、リーソップには同情できる点も。元々セットアッパーとして獲得したはずが、よく分からない理由で先発に。先発なんてアメリカでもやったことがないんだから、いきなり異国の地で慣れない事やらされたんじゃたまりませんわな…。明らかにセットアッパー向きのピッチャーなので、もう少し制球力がつけて前述の通り変化球に磨きをかければ…。同じ事は久保田にも言えるんだけど


結局金本のソロホームランのみ。赤星が指にボールを当てて途中退場した試合だし、勝って欲しかったが…。どうも何がなんでも勝つって気迫が伝わって来ないんだよなぁ。


ヤクルトは5位が確定となり、完全に来季へ向けた1.5軍モード。今季のヤクルトはラミレスとグライシンガーが抜けた穴を埋めることができなかったのが、この結果に。ただ、西武と並んで12球団屈指のスカウトがいるだけに、来季は強烈な大砲を獲得してくるでしょう。