【観戦記】広島3-5阪神(広島)


今年で最後の広島市民球場へ遠征してきました。


朝一の飛行機で広島へ飛んだのですが、羽田で阪神ファンを見て分かる範囲で約20人目撃。そこから先はどこへ行っても阪神ファンばっかり。新幹線組と広島駅で合流する為に、改札の外で待っていたのですが、出てくるのは阪神ファンだらけ。市電も阪神ファンだらけ。どれだけ遠征に来とんねん…


市民球場に着くとそこには長蛇の待機列。この日はチケットが6年ぶりに完売との事で、列が川の方までできていましたが、こんなに長い列ができる事が年に数えるほどのせいか警備が甘すぎ。最後尾がどこなのかをこまめに伝えないし、簡単に横から割り込もうと思えばできてしまう状況を作っているのは問題な気が…。


広島先発が左の斉藤ということもあり、さっぱり打てない打線への起爆剤として、岡田は3番ライトで桜井、鳥谷を5番に下げて勝負に出ます。
その効果はなかったものの、初回から赤星が出て平野が送って、金本が返す理想的な先制点の取り方。2回には関本が左中間最前列にホームランを叩き込んで、これはいけると思ったのですが、毎度おなじみ中だるみ。そこから先は出塁と凡退を繰り返したり、あっさり三者凡退だったりと全然点が入る気がしません。
その後、矢野が代わった青木からライト線にタイムリーを打って追いつきますが、やはり続かず。10回に訪れた永川劇場も鳥谷が詰まらせて0点。ここでヒットが出ないのが今の阪神だよなぁ。結局12回表2アウトで鳥谷が決勝タイムリーを打ちますが、翌日に繋がるようには思えませんでした。


ちなみに起爆剤として期待された桜井は完全に裏目。ことごとく流れを切ってしまい、おまけにタイムリー悪送球まで。終盤になってこのプレーしてたらこの先出番はない。守備に目をつぶってまで岡田が使ってるのを本人が自覚しないとこの先厳しいよ…。


安藤もよく3点で済んだなぁという内容。球数が多いだけなら気にならないのですが、2回(たしか)以外3人で終わったイニングはなし。もう少しテンポ良く試合を作らないとエースとしてはまずい。常々、岡田は安藤に対して「完投」という言葉を口にしますが、現状じゃ160球くらい放る事になる。
その後のアッチソン、球児、久保田はよく抑えてくれたと思います。久保田だけ一瞬危ないかと思ったのですが、2イニング目は完璧。久保田は最初から2イニングいくつもりで使った方が結果を出せそうな気がずっとしているのだが、岡田はそのつもりで使わんのかなぁ。



カープはファンと選手が一丸となってCS進出へ向けて頑張っている感じが伝わってくる。ヒット一本打っただけで大歓声。甲子園より大きく、そして温かみのある歓声。スクワットも神宮やオールスターで見た比じゃなく迫力があった。あの蒸し暑い中、お疲れさんです…。