【観戦記】横浜3-6阪神

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まるで新井が1000安打に王手をかけるの待つかのように金本も同日達成。
「キモいっすね。」
「運命的なものを感じます。」
試合後の2人インタビューの言葉通り、本当にこの2人はそういう星の元に生まれてきたのかも。
この日は大洋、阪神OBの故加藤博一氏の追悼試合。こういう試合で記録達成できたのも何かの巡り合わせなのかもしれない。



試合前に加藤博一氏の追悼セレモニー。TBSが親会社の本領を発揮して、素晴らしいVTRを作成。横浜応援団の蒲田行進曲の演奏もよかった。1回裏の石井琢の時だけ流れたのが不思議だったが、家に帰ってから録画していたCSの中継を見ると、石井自身が自ら希望して第1打席に演奏してもらったらしい。



阪神先発の岩田はどうも制球が定まらず、ムダに球数を増やした感じ。これという決め球がないせいか、何球もファールで粘られたりする厳しい内容。それでも横浜打線に村田の2ラン以外は長打を打たれなかった事もあって、のらりくらりと3失点でしのぎ切った。
ゲームを大きく壊さないところは昨年の上園とダブるところ。不安定な福原や杉山に比べれば、現時点ではかなり信頼できる先発ピッチャーと言ってもいいかもしれない。
あとは渡辺→久保田→球児とリレー。渡辺とピンチを招いた久保田は必死だっただろうなぁw球児は何点差だろうと行く事は決まっていたようです。




打線はキャッチャーが矢野→野口以外は変更なし。1回裏に新井がライト線沿いに2ベースを打って1000本記録達成。序盤の寺原は制球にやや難はあったが、それでもいい意味での荒れ球が多く球威もあるので、フォードと新井以外はいまいち合ってない印象。新井はあと1mでホームランという3ベースを打ったが、振りが戻ってきているだけにそろそろ一発がありそう。150キロを超えるストレートを負けずに打ち返したのはこの2人。今年も阪神は速球系ピッチャーが苦手なご様子。


赤星の同点タイムリーは逆らわずよく打った。フォードが内川が前進気味なのにも関わらず3塁を蹴ってホームへ突入したが、これはかなりナイスプレー。最近の阪神にはこういうタイプはいなかっただけに、平野と共に走塁ではいい影響を与えていると思う。


桧山はダメ押しタイムリーを見る限り、もう代打の迷いは完全に吹っ切れた感じ。今年はボール球に手を出してしまう昨年前半の悪さは全く感じられず。いまだにスタメン奪取の意欲はあるだろうが、しっかり仕事をしてくれている。


心配なのは今岡。全く昨日はピッチャーとタイミングが合わなかった事もあるが、バットが下から出ていてアッパースイング気味。だから叩きつけるような強い打球が飛んでいかない。
技術面もだが、守備を見ているとメンタル面も問題のような気がする。記録上はエラーは1つだが、1回裏の仁志のバスターエンドランも強いゴロだが、正面だし取れない事もなかったし、何でもないサードゴロを危なっかしく取っているところを見ると、このまま5番サードでいいのかと思わざるを得ない。今なら調子のいい鳥谷やフォードを5番に置いて、サード関本でも十分繋がりそうな気がする。
レフトスタンドからは「働け」と厳しい野次も飛んでいるが、皆やったらできる事を知っていて期待の裏返し。本当にファンから見放されないように今年は頑張っていただきたいところです。