マイルCS回顧

http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20071119-284895.html

  • レースラップ

12.6 - 10.6 - 11.2 - 12.0 - 11.6 - 11.5 - 11.3 - 11.9


ダイワメジャーがハナを切らんばかりの好スタートから3番手につけて直線抜け出す横綱競馬。今までは我慢して直線で追い出す感じだったが、ジャパンCを視野に入れていた為だろうか。残り200手前くらいで先頭に立つと、これ以上ないタイミングで追ってきたスーパーホーネットを交わさせない勝負根性を見せる。着差はハナ差だが、それ以上の力差を感じた。


ニッカンを見ると、ダイワの大城オーナーは有馬記念に2頭出しでダイワメジャーVSダイワスカーレットを実現させる事を匂わす発言。この2頭の対決が中山の2500で行われる事は少々残念ではあるが、それでも日本一の売上を誇る年末のビッグレース。ここ最近某アドマイヤのオーナーを筆頭に空気の読めない人が多い中、こうした夢のある話をする人は貴重。実現されれば素直に拍手を送りたい。


2着のスーパーホーネットスワンSから更に馬体重が増え、絶好調。もう少しペースが遅かったら、先頭でゴール板を駆け抜けたのはこの馬だったかもしれない。勝ちに行ってダイワメジャーをハナ差まで追い込んだ馬はいなかった訳だし、来年のマイル路線はこの馬を中心に回るかも。藤岡の最年少GIジョッキーの座もかかっていたし、個人的には勝ってほしかった。更には今年大ブレイクした矢作厩舎。角居厩舎のような勢いを感じさせるだけに、来年以降も期待できそう。



3着のスズカフェニックスは最速の上がり33秒8で追い込んだが、前も止まらず3着が精一杯。武豊がもうちょい早く仕掛ければ…とも思うがやはりこの馬は広いコースが合う。GIにはまだ届きそうにないが、春に力をつければ安田記念あたりは面白い存在になりそう。

4着のアグネスアークはゴール後に下馬したが、幸い軽症で済んだ模様*1。どうやら藤田にも故障発生だった模様のようで…。それでも4着でこの秋の好走がフロックでなかった事を証明した。まだ重賞未勝利な訳で、まずは初重賞制覇が先か。