【観戦記】浦和2-0セパハン


http://www.daily.co.jp/soccer/2007/11/15/0000739889.shtml


選手・スタッフ・サポーター。浦和レッズに携わる全ての人が報われた試合終了のホイッスルだった。文化・宗教・気候など多くの違いを乗り越えて無敗で終われた事はすごい事なんだと改めて実感した。アジアの恐さ、面白さ、広さなどいろんな事を教えてくれた大会だったと思う。
しかし、まだJリーグ連覇という大目標が。ここは切り替えなければ…。



昨日の浦和美園駅のホームから真っ赤。埼スタへ向かうまでの間にも至る所に張り紙、赤い横断幕、ALL COME TOGETHER!のポスターで決戦ムード。歩いて向かうサポーターもいつもより早足だったような気がする。待ちきれなかったんだろうし、俺と同じように昨日は仕事にならなかった人も少ないんじゃないだろうか。



セパハンは引いてカウンター狙いのような布陣。それでも、立ち上がりからレッズのペース。長谷部が思い切って打ったミドルシュートに始まり、セットプレーからの闘莉王のヘディングがセパハンのGKモハマディの好セーブに阻まれるなどチャンスは何度か作る。当日の日刊に闘莉王が造反プレーをやるみたいな記事が出てたけど、後は堅実にディフェンスやってたような…。


その後、永井がオフサイドっぽい感じながらもDFの裏に抜けて、GKのセーブも打ち破る豪快な先制ゴール。大舞台に強い永井がここでも決めてくれた。
さらに終了間際にはワシントンが超ロングシュートを狙うがクロスバーに嫌われる。この日のワシントンは調子があまり良くなかったのか、見せ場はこの位でパスミスも目立った。



後半は追いつこうとセパハンがかなり攻撃的に。何度かエリア内に進入されるが決定力がなく、最後のところで浦和DF陣がクリア。ゴールの近くまで来るよりペナルティエリアの外から打ってくるシュートの方が恐かったような気がした。


浦和は何度かカウンターを仕掛けるが、なかなか崩して得点までには至らずに微妙な時間が過ぎていったが、セットプレーのこぼれ球を阿部がきっちり押し込む。世界と戦いたいとジェフから移籍してきた阿部が決勝ゴールを決めたのはそういう星の元に生まれたからか?



その後も何度かピンチがあったが、ポンテに代えて内舘を投入しディフェンスを固める。ラスト5分で永井→達也。最後の最後で岡野を出してくるあたりオジェックは分かってるなぁと思ったwそのまま切り抜けて試合終了。初のアジアチャンピオンの座に着いた。



すぐに選手へのインタビュー&表彰式。
レッズには優勝に加えてフェアプレー賞もついてきた。敵よりの判定にもグッと堪えて我慢した成果。こういうのをもらうのも嬉しいね。得点王にポンテの表彰、準優勝のセパハンイレブンにメダル授与された時にはレッズサポから盛大な拍手。ラグビーで言うノーサイドの精神かね。試合が終わればこういうのが大事。



写真は表彰式後だが、優勝カップを啓太が掲げた瞬間大量の紙吹雪が。赤いの用意できなかったのかなぁと思ったけど、そこまでAFCに要求しちゃダメかね。
その後、ケガでベンチにも入れなかった暢久と伸二も加わり、暢久がもう1度トロフィーを掲げると大歓声。


写真に撮れなかったが、試合後ワシントンがゴール裏に自ら入ってコールリーダーと肩を組むシーンも。オジェックと反りが合わず退団と言われてるけど、マリッチに負けないくらいこのクラブに愛着を持ってくれてるんだなぁと思った。


あとは雑記をいくつか…

  • この日の南は総立ち状態。南から上がった堀之内コールが北へ広まっていった光景は初めて見た。
  • 試合後の南門付近にテレビカメラが何台か。帰ったのが遅くて見れなかったが、生中継だったのかな?
  • 着いたのが遅かったからかもしれないが、浦和美園駅前に譲ってくださいって感じの人を見なかった。早めに諦めちゃったのかな?