エリザベス女王杯回顧
http://www.sanspo.com/sokuho/071111/sokuho025.html
- レースラップ
12.7 - 11.1 - 12.4 - 12.1 - 12.3 - 12.6 - 12.8 - 11.8 - 11.1 - 11.4 - 11.6
朝になってウオッカが出走取消とのニュース。売上の6割近くが返還になったそうだ。GIで一番人気が出走取消は俺が競馬を見始めてからは初めてな気がする。
スタートでアサヒライジングがまさかの出遅れ。ハナを切ったダイワスカーレット、追いかけるアサヒライジングという予想とは逆の展開だった。先生がもう少し思い切った乗り方をしてくれたら…と思ったのだが。
安藤勝が秋華賞ほどではないものの、またも向こう正面でペースを落とし、上がり勝負に持ち込む戦法。抵抗したのは、ルメールが早めにフサイチパンドラの抜け出しを図った事と池添のスイープトウショウが、うまく前目の内でじっと折り合って仕掛けようとしていた事くらいだったか。武豊のディアデラノビアは仕掛けが遅すぎたし、それ以外は展開に身を任せるだけだったと言ってもいいかも。
ダイワスカーレットはこれで現役牝馬最強と判断していいと思うが、いまだに速いペースへの対応が未知数だったり、関東圏への輸送が未経験などクリアしなければいけない課題は決して少なくない。メイショウサムソンや兄ダイワメジャーにはまだ適わないだろう。来年はマイルから中距離路線を歩んでいく事になるだろう。
フサイチパンドラは去年と同じようなレースを見せてくれたが、昨年同様に前にもう1頭いた。さすがに天皇賞・秋2着のアグネスアークを札幌記念で抑えて勝っただけあり、底力は素晴らしかった。軽い芝なら長くいい脚を使えるし、来年も楽しみだ。
スイープトウショウはこれが引退レース。よく頑張りました。さすがに全盛期の鋭い切れ味はもうなくなっていたが、十分見せ場は作ったと思う。もう少し絞れてくれたら、もっといいレースができたような気がするが、引退後の繁殖という大事な仕事もあるし仕方ない。お疲れ様。
あとは短評で…