秋華賞

◎ローブデコルテ
ダイワスカーレット
ベッラレイア
×ウオッカ
ミンティエアー


おそらく思い切った策を立てる陣営がいない限り、ペースはスローで落ち着いてしまうはず。今年の秋華賞は長くいい脚を使えるか。これが勝負の分かれ目となりそう。


本命はオークス馬ローブデコルテ。


今年のオークスは前半がウオッカの勝った日本ダービーより1秒4速かったにも関わらず、上がり34秒7の長くいい脚を使って差し切った。33秒0でダービーを勝ったウオッカほどの切れる脚はないが、今回はそこまでの切れは必要とされないはず。大外に入ったので不利も受けにくく、好位につけられれば328mの京都内回りなら押し切れる。
不安点を挙げるとすれば、馬インフルエンザの影響で帰厩が遅れた事。それでも春走らせすぎた事を考えたら、かえって休養はプラスになりそうだし、今週の動きを見るかぎりは仕上がった感じはする。


相手はやはりダイワスカーレット。おそらくこの馬がペースの鍵を握る。スロー以外のレースをほとんど経験した事がない為、ハイペースになった時が唯一の不安材料だが、前走ローズSで魅せたようなレースができれば。
ベッラレイアは実はエリザベス女王杯で狙いたかった馬。外回りなら豪快に差し脚が届くと思うのだが、内回りでは微妙。ここは頭までは狙いにくいか。



ウオッカはペースが向けば一番恐いのだが、前走宝塚記念で掛かってしまった事が気になるのでこの位置。ぶっつけなのはおそらくこの後ジャパンC辺りを視野に入れているからではないかと思うので、ここは完璧には仕上げて来ないだろう。

穴はオークスで本命にしたミンティエアー。前走は苦手の中山での敗戦で評価を落としたが、元々は軽い芝が好きな馬。一叩きされた今回は人気もないし、長くいい脚を使えるのでおいしい存在か。