【観戦記】読売8-9阪神

本当に疲れた。3タテしたのに試合終了と同時にものすごい疲れが襲ってきた。
冷めてる阪神ファンに思われたかもしれないが、勝利に喜んでるまでもなく早々に東京ドームを後にした。
もう喜ぶだけの気力はなかった。

1回から先発の高橋尚、下柳共に制球が良くなく立ち上がりから失点。
下柳は昔からこんな感じなので、想定内。
高橋尚から鳥谷、濱中、シーツの3連打で1点取った時にはこれで今日は快勝できると思ったんだけどなぁ。
その後が続かなくて終わった時にはやばいなぁと思っていたら案の定逆転されてしまう。
流れが来たら確実に掴む。これができていればこの3連戦阪神はこんな接戦をせずに済んだのに。

この時点では勝敗の分かれ目は先発の代え時だった。仕掛けて失敗した方が負けると思っていた。

先に仕掛けたのは岡田の方。下柳に代わって出た代打狩野が同点タイムリー3ベース！
代走とかばっかりで打席に立つ事が少なかった狩野だが、勝負強さは相変わらず。
代打の核弾頭というような扱いで今後もっと試合に使ってやればいいのに。

一方で原は高橋尚を続投させる。これが結果的には裏目。
その次の回の攻撃で濱中、シーツとつながれ金本に勝ち越しタイムリーを打たれて交代。
采配ミスに付け込んで、とどめを刺せれば流れは阪神のままだったのだが、あと一本が出ないこの日の打線。

すると読売がダーウィンを攻略してもう一度追い付く。
この3連戦ほとんど繋がらなかった打線がこの日は繋がってヒットで点を取る野球をしていた。
一発だけなら全然恐くもないのだが、この日は最後まで恐かった。

7回表に阪神は矢野が勝ち越しタイムリーで2点取る。流れは再び阪神へ。
更に2アウト満塁までチャンスを作って振れている鳥谷だが、こういう場面ではさっぱりダメ。
案の定あっさり打ち上げてしまった。

こうなると7回裏を0に抑えられれば流れは変わらないのだが、江草が先頭を歩かせ、二岡に初球を打たれる。
取ったら取られる。この繰り返し。登板過多気味の中継ぎ陣をあまり責める事はできないが、この試合においては中継ぎがしっかりしていれば…。

その後豊田に2イニングきっちり抑えられてサヨナラ負けの嫌な予感が漂い始めるが、橋本、久保田がよくしのいでくれた。

そして10回表の上原を攻略しての鳥谷の3ベース、藤原のタイムリーが生まれる。
鳥谷はよくセンター方向に打った。正直それほど期待してなかったが…。
藤原は高めのボール球に手を出したが、思い切って振り切った事でライト前に落ちた。
球児が10回裏に打たれたし、藤原のおかげで勝った試合と言える。

さぁこれで首位に立ったが、これから先も一つも落とせない試合が続く。
苦手広島との試合で打ちまくって、先発が踏ん張って、JFK完全休養日を1日でも多く作ってやってほしい。

ちなみに昨日ちょこっと書いたが、読売の応援団がチャンスマーチやってましたね。
昨日の応援団からは3タテ阻止の雰囲気は感じられました。
ただ、延長に入る前に帰るファンは多すぎ…