【観戦記】1-1横浜Fマリノス

なんで引き分けたんだろうって内容の試合だった。決定機は圧倒的にレッズの方が多かったのに、ワシントンと伸二が決められず。FKからのネネのダイレクトボレーで決めた1点を守り抜かなければいけないような展開だった。

前半の立ち上がりはマリノスが押していたが、あちらも最後の詰めが甘く、シュートで終われない。坂田が堀之内や坪井の裏に走りこんで嫌な動きをしていたけど、ペナルティエリア内にはなかなか入れず苦労していた。危ないっていう感じのシュートは1度くらいだったか。
一方のレッズは前述の通り。全体的にボールを長く持ちすぎで、その間にディフェンスにシュートコースやパスコースがなくなっていく。苦し紛れにサイドにボールを回すが、クロスボールも少々正確性に欠けて中澤を中心としたマリノスディフェンスに跳ね返されてしまう。オジェックはいろいろと規律に厳しいらしいが、ダイレクトプレーみたいなものは禁止されてるのか？流れるようなプレーはここ最近お目にかかってない。

後半に入って左から山瀬にミドルシュートを決められる。それにしても山瀬への大ブーイングは予想以上だった。まぁそれだけの事を言ったりしてるし仕方ない部分はあるな…。

そこからレッズが猛反撃を見せる。
2週前のガンバ戦もそうだったが、失点すると目が覚めるらしい。長谷部が入るとチャンスを何度か作り、伸二が決定機にヘディングするも枠の外…。それでも右サイドの山田が完全にやる気ゼロな感じでボールを持ったら勝負せずに無難にボールを回したり、しょうもないミスをしたりとひっくり返せそうな気配は感じなかった。
岡野や酒井と交代させたら面白かったと思うのだが、オジェックは動かず。この時点でもう負けない采配に変わっていたのかも。早野が前線の選手を代えて決勝点を取りに行っているのとは対照的だった。

ネネのゴールが決まった後はディフェンスも疲れたのか、危ないパスミスを連発してひやっとした。それでも出ずっぱりでよく頑張った方だと思う。闘莉王が戻ってくればより安定しそうだが、終盤のディフェンスの交代のタイミングも今後の課題か。

試合後はゴール裏を中心にブーイング。もうドローは見飽きたし、スカッとした勝ち方が一度もできないイライラがサポーターの間にも充満している感じだ。
リーグ戦は約3週間中断し、その間にキリンカップがあり、レッズはA3がある。試合をしながら修正できないものか。再開は味スタでのFC東京戦。ここでどれだけ進歩できるか。負けないチームから勝てるチームへ変わってもらいたいと思う。