天皇賞・春

デルタブルース
アイポッパー
ネヴァブション
×メイショウサムソン
トウカイエリート
ファストタテヤマ


先週のような極端な前残りの傾向は見られないが、大外から突っ込んでくるには相当切れる脚がないと厳しそう。今の京都は府中よりも時計が速いし、時計勝負に対応できる馬が上位に突っ込んでくるだろう。
展開もユメノシルシマイソールサウンドが逃げるだろうけど、イングランディーレのように引き離して逃げるようには思えない。ある程度緩いペースで進んで坂の上り手前で仕掛けてあとは長くいい脚をどれだけ使えるかにかかってるような気がする。


当初は本命トウカイトリックで行くつもりでいた。しかし、前走差す競馬で好結果を出してしまったし、しかも鞍上が池添なら大外ぶん回すという展開しか浮かばない。前述した通り、相当な切れる脚がないと今の京都では難しいので、今回は消す。ただし、逃げられたら話は別で、逃げ切ってしまうかもしれない。池添が前走に味をしめて中団まで下げてくれる事を祈っている。


本命はデルタブルース。3200の実績もあるし、早めに仕掛けて押し切る事が要求される競馬は一番向いている。前走は59キロを背負って勝ったアイポッパーとコンマ1秒差。今回は同じ58キロで、単純な計算なら逆転可能なはず。メルボルンCのようなレースができれば頭は十分ありえそう。


相手は難しいが、筆頭はやはりアイポッパー。軽い芝の上がり勝負ならデルタブルースよりこっちかもしれないが、長い脚を使えるかを考えた時に劣るので2番手。前走を叩いて上積みは十分見込めそう。2走ボケだけが不安材料か。
あとは白富士Sで速い時計勝負にも対応できる事がわかったネヴァブション。折り合いがつくようになったメイショウサムソンも今度は3200でもなんとかこなせるはず。


穴ならトウカイエリートが面白い。日経新春杯では本命を打ったが、京都コースを得意としており、好位から追走可能。5走前の1000万条件で、速めに仕掛けながらも上がり34秒台の脚を使えているところが素晴らしい。ファストタテヤマは距離が伸びてどうかだが、ここのところ上がり勝負の競馬で好成績を収めている。内枠でロスなく回ってこれるところも不気味。