【観戦記】2009 J1 第9節 浦和1-0新潟(埼スタ)

新潟が予想以上に引いてきて大苦戦。そんな中最後の最後に闘莉王がCKを頭で合わせて劇的ゴール。90分通してうまくはいかなかったものの、勝ち点3を取ったのは大きかったと思います。


  • 疲れが出てきたか

快進撃を続けてきたレッズイレブンに疲れが見え始めてきたなぁと感じた。中盤でポンテや阿部、啓太がボールロスしてしまいアルビレックス攻撃陣のカウンターを食らってピンチを招く場面がちらほら。幸いにもマルシオの思い切ったミドルシュートがポストを叩いたのくらいで、浦和の最終ラインが踏ん張ってしのぎきれました。
新潟は引き気味に守ってカウンター狙いだが、浦和同様に中盤で簡単にボールをカットされて何度も危ないシーンを作っている有り様でした。


  • どん引きの相手の攻略が課題

新潟は後半も立ち上がりからしばらくは前半同様しっかり守ってカウンター狙い。しかし、途中でマルシオが2枚目の警告をもらって退場になってからは更に引いてドロー狙いに切り替えた様子。疲れから足が止まり始めた浦和には厳しい時間が続きましたが、結果は前述の通り。新潟は必要以上に時間稼ぎに走って失敗した感じで、ただの敗戦ではなかったんじゃないかと。


浦和は大分戦同様に相手が引いて苦戦。更に原口、直輝が下がると去年までの浦和が顔を出してきました。
2人が抜けた後に昨年以前によく見た光景が繰り広げられてたのを見ると、フィンケサッカーにはこの2人が欠かせない事を証明した事になったかと。いくらフィンケでもさすがに半年足らずでは仕方ないし、まだまだ土台は出来上がってないなぁと感じました。首位に立ったものの、ちょっと間違えればまた昨年に逆戻りしかねないとこの試合で感じたサポーターは少なくなかったのではないかと思っています。