日本ダービー回顧

http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200605/ke2006052901.html

スローペースになったのは想定外だった。ヨシトミ先生は「馬の行く気に任せる」みたいな事を言っていただけに、アドマイヤメインはもっと速いラップを刻むのかと思っていた。馬場が渋ってたこともあったのだろうが、もう少し引き離して逃げていれば…と思ってしまった。交わされた後、メイショウサムソンが緩めたのもあるんだろうけど、もう一度差し返すような根性を見せたのは収穫だったのではないか。決して逃げるだけの馬ではない気がする。3000ｍを逃げ切るだけのスタミナは微妙な感じなので、秋は天皇賞に回りそうな気もしている。菊花賞に挑むのであれば、相当計算されたラップを刻まないと苦しいだろう

勝ったメイショウサムソンは位置取りも絶好で、誰かにマークされてたのか？という感じ。4コーナーを回った時の手応えは抜群で、前が止まらない状態の芝を考えても理想的な位置取りだった。ゴール手前ではかなりゆとりがあったし、完勝と言ってもいい。これで3冠がかかるが、距離適性は問題なさそうだし、2年連続で3冠馬誕生の可能性は結構高い気がする。ディープインパクトのような派手さもなければ豪快な脚もないが、強い。地味なのはオペラハウス産駒特有なんだろうか？ｗ

ドリームパスポートは外を回らされたのが痛かったか。直線に入ってからの脚にはちょっと期待したが、内が伸びる状態では仕方がない。やはり条件が毎回変わる中安定した成績を残せるのはさすがだ。マルカシェンクは多分これから良くなってくるはず。骨折明け2走目にしては大健闘だと思う。あの福永が内を突いて来るとは思わなかった

アドマイヤムーンは不利もあったが、やはり距離が長かった印象。フサイチジャンクは本格化は秋以降な気がする。オーナーがどこまで我慢できるかだがｗ