プレーオフ

 2戦目までを終えて、ロッテが連勝で早くも王手をかけた。これでまたプレーオフ制度のあり方が問われそうだが、俺は第1ステージを戦う方が必ずしも有利だとは思わない。今回の日程は1位チームが有利なようにできていたと思うのだ


 今回のプレーオフは第1ステージから最短で移動日を挟んで即突入する日程だった。この日程だと、第1ステージ第1戦に先発したピッチャーは、通常のローテーションで考えれば1週間後の第3戦まで出てこない事になる。たいがい第1戦はエースを投入する為、ペナント1位のチームは第2ステージ第1戦、2戦は3番手、4番手クラスのピッチャーと戦える。また、当然エース、2番手を投入できるわけで、勝てる可能性は普通は高くなるはず



 
 しかし、今年の第1ステージを制したロッテは10勝ピッチャーが6人もいる。エースから6番手までほとんど差のない先発陣の為、1位のソフトバンクは毎試合エースと戦う感じになってしまった。西武であれば松坂、西口の次が劣る為に連敗はさすがになかっただろう。
 そのせいか主軸にさっぱり当たりがない。松中だけならともかく、その前後もスランプでは話にならない。ペナントレース終了が今年は予想以上に早く、第2ステージまで間が空いてしまったために、調整が難しかったかもしれないが、昨年の経験があるのだから対策はしようがあったはず。それで打てないんだから仕方ない



 明日の第3戦、ロッテは中6日でエース渡辺が出て来る。一方のソフトバンクは和田が投げるはずが、肩の違和感で回避と早くも差が出てきた。それでも、明日ソフトバンクが取るようだと第5戦までもつれこみそうな気がしている。でもそれが外れたとしても、ロッテが日本シリーズ出場となるだろう