JR宝塚線脱線事故


現時点で80名を超える死者が出て、まだ20名以上車内に残っているとの報道がされている。そして問題の運転士も出て来ていない


一昨日から現在までに、8mと報告したオーバーランが40メートルだったという事、1分30秒という遅れは車掌からの報告であって、事実なのかは確認できないという事がJR西日本からの発表があった。さらに事故現場のカーブに100キロ以上のスピードで突入していったという記録が出てきた。

これらと先日書いた状況も合わせると、運転士の居眠り運転という事故直後の推測はやはり間違っていないんじゃないだろうか?


ニュースでは運転士が遅れを取り戻そうと焦ったのではないかと言われている。おそらく実際は2分以上遅れていたのではないだろうか。遅れたのを取り返そうとしていたのは事実だろう。しかし、仮に焦っていたとしても、ちゃんと意識があって運転しているのであれば、焦っていたとはいえども、カーブの直前で制限の70キロ近くまで落とす事ができたはずである。運転士もいくら過去に問題があったとはいえ、一応国家試験に合格した人間である。カーブでスピードを出しすぎるとどうなるか位はわかっているだろう。こうした事を踏まえると、事故の起きる直前まで運転士の意識はなかったとは考える事ができるんじゃないか。運転士の過失が大きい


その運転士の所属するJR西日本の対応もよろしくないようだ。謝りに回ってる多くは現場に携わる事の少ない総合職の人でしょう?そりゃ誠実な対応もできないわ。実際に運行に関わってる人間だったらそうでもないような気がするけどね。置石の事を真っ先に言い出したあたりも責任逃れの感は否めない。以前の信楽高原鉄道の事故の時と何ら変わってないじゃないか。競合する阪急電車に負けないように、売りであるスピードにこだわりすぎた結果起きてしまったようにも感じる。JR西日本の教育にも問題がなかったとは言えないだろう



これで被害を被るのは被害者や遺族だけではない。JR西日本から内々定をもらった学生もだろう。どうやら今回の対応や社内体質にうんざりして辞退しようとする人もかなりいるようだ。逆風の中入社を決意した人も勿論いるだろう。JR西日本で働きたいと思っている学生の人生設計を狂わせるような大きな事故だった事を社員の人たちは認識してほしい